どんな検査?
経膣超音波 で、子宮筋腫や子宮内膜ポリープがありそうだと判断した場合は子宮鏡検査を行なうことがあります。
直径3ミリのファイバースコープを子宮口から子宮内に入れ、水を注入してモニター画像で観察します。麻酔をかけなくても、ほとんど痛みがなく、数分間で終了します。
いつするの?
月経終了直後、子宮内膜が厚くならないうちに行ないます。
何がわかるの?
子宮の内側に飛び出した子宮筋腫(粘膜下筋腫と呼ばれるタイプ)や子宮内膜ポリープが見つかった場合は、たとえ小さくても着床の妨げになることがあるので切除します。また、子宮の形態異常や子宮腔内の癒着、さらに卵管の口の様子などもわかります。
粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮腔内の癒着などは、開腹せずに直径7、8ミリの硬性鏡を腟から刺し入れ、子宮鏡下で手術することもできます(麻酔が必要)。
ただし、同じような子宮の内腔を変形させるような筋腫でも、子宮の筋層内にできている筋腫(筋層内筋腫)を摘出する場合には、開腹手術のほうが向いています。判断が難しそうな場合は、さらにMRI検査を受け、筋腫の根元がどのあたりまで食い込んでいるかを調べるべきでしょう。
保険治療で受けられる不妊検査
- 基礎体温
- ホルモン検査
- 子宮卵管造影
- 超音波検査
- 精液検査
- 頸管粘液検査&ヒューナーテスト
- クラミジア検査 ※子宮頸管炎が疑われる場合
- AMHの血液検査 ※ART開始時。以後6ヶ月に1回まで
- HOMA-R(インスリン抵抗性)検査
- 子宮鏡検査 ※子宮内ポリープなどが疑われる場合
- 腹腔鏡検査 ※子宮内膜症などを疑う場合
- 泌尿器科での男性不妊検査
自費治療になる検査
- 抗精子抗体検査
- 風疹抗体&感染症検査