- 精液所見が悪かった方は、一度、泌尿器科医の診察を受けておきたい
- 当クリニックでは毎月第一&第三土曜日に男性不妊外来を開設(完全予約制)
- ごくわずかだが、性腺機能低下症のように投薬治療が有効なケースもある
男性不妊のほとんどは、原因不明で、精液所見の劇的な改善は期待できません。ただし、中には例外もあるのです
どんな検査?
視診や触診、精液検査を行います。精液所見の悪かった方には、血液検査を実施し、ホルモンの値を調べます。
いつするの?
精液検査の前には、4、5日間の禁欲が必要ですが、そのほかの検査は時期を選びません。
何がわかるの?
男性不妊のほとんどは、原因不明だといわれています。投薬治療を行っても、大きな改善がみられるケースはほとんどありません。そこで、どうしても不妊治療は産婦人科に託すことになってしまうのです。でも、わずかではありますが、投薬治療が有効なケースが含まれているのをご存知でしょうか? 性腺刺激ホルモンが十分に分泌されていないことによる『性腺機能低下症』などがそうです。ぜひ男性不妊外来での診察と、血液検査を受けてみてください。
なお、泌尿器科での視診や触診で、精液の状態を悪くする原因の一つと考えられている『精索静脈瘤』が見つかることがあります。ただし、結紮術や閉塞術などの手術を受けることで妊孕力のアップが期待できるかどうかは、見解が分かれるところです。
保険治療で受けられる不妊検査
- 基礎体温
- ホルモン検査
- 子宮卵管造影
- 超音波検査
- 精液検査
- 頸管粘液検査&ヒューナーテスト
- クラミジア検査 ※子宮頸管炎が疑われる場合
- AMHの血液検査 ※ART開始時。以後6ヶ月に1回まで
- HOMA-R(インスリン抵抗性)検査
- 子宮鏡検査 ※子宮内ポリープなどが疑われる場合
- 腹腔鏡検査 ※子宮内膜症などを疑う場合
- 泌尿器科での男性不妊検査
自費治療になる検査
- 抗精子抗体検査
- 風疹抗体&感染症検査